何を求めて

ここまで走って来たのか

見失いかけていた



ひたすら

前だけを見つめて



時には

走るために

心が張り裂けそうになりながらも

大切な物を捨ててきた




ここで、あきらめてしまったら

ここで、立ち止まってしまったら

あの日の私に

なんて言い訳するの?



あの日の私を無駄にするの?



そうして私は

また走り出している


つらくても平気



だって私には

「私」が、ついているんだから・・・



このレールを見て

そう思えて来た

あの冬の日





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