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2007年06月16日(土)

スター誕生

「この時代に生まれて本当に良かった」
と素晴らしいものに出会う度に思います。

もしかしたら「伝説」と呼ばれるかもしれない事や
いつか誰かが「歴史」として学ぶかもしれない事を
リアルタイムで経験出来るって凄いことですよね。

私が子供の頃に経験した事が
もはや伝説級になっているのか・・・と
感じる事も多々あります。

つい数日前にインターネットを通じて
スター誕生の瞬間のビデオを見ました。
もしこれが数年前であったなら
きっと見る事が出来なかったでしょうし
知ることすら出来なかったかもしれません。

本当にこの時代に生まれて良かった。
インターネットよ、ありがとう。
YouTubeよ、ありがとう。

英国のテレビで
「Britain's Got Talent」という
オーディション形式の番組があったようです。
歌でも踊りでもコメディーでも
とにかく自分の得意な事を披露して
合格するとセミファイナルへと進むというシステム。
この番組には公式サイトがありますが
一番見たいページは英国内からしかアクセス出来ないため
YouTubeが無ければ、見ることは不可能だったかもしれません。

6歳の可愛いシンガーから79歳のタップダンサー
70歳の女性ラッパー、ちょっと危ないナイフ投げ等
幅広いジャンルと年齢層がとても面白いです。

さて、本題のスター誕生の瞬間ですが、
最初に「彼」が登場した時、
審査員達はあまり期待をしていたようには見えませんでした。

何を披露するの?という質問に
オペラを歌いますと答えた時も
大きなリアクションはありませんでした。

確かに彼は一見、オペラを上手に歌えるようには
見えないでしょう。
仕事は携帯電話のセールスだそうです。
着ている服もノーネクタイのスーツで
体型もスマートとは言えない36歳の男性。

イントロを聞いた途端に曲が分かりました。
約一年半前に日本中を沸かせた
荒川静香さんの演目曲「誰も寝てはならぬ」です。

12秒のイントロ後、
たった1フレーズ歌ったところで
審査員も観客も驚愕し、
1分後には多くの人が涙し、
1分半後にはスタンディングオベーション。

ダイアモンドの「原石」ではなく
既に研磨されたダイアモンドが見つかったと言えるでしょう。

彼は一次審査をパスし、セミファイナルへと進み
投票の結果、グランドファイナルの二人に残りました。
最終決戦はまだ終わっていません。
(ファイナルは明日の夜のようです。)

セミファイナルでは
14歳の素晴らしいシンガー、Dominicと
27歳のキュートなコメディアン、Demon Scottが
審査員票での決戦になり、Demon Scottが残りました。
私はこのジャッジに賛成します。

Dominicはまだ14歳で、更に成長するのは確実だと思いますし
この番組によってDominicは充分にアピールできたことから
今後の彼の成長を支援する人が大勢出てくると予想出来ます。

と、私のゴタクはこの辺で終わりにして
Paul Pottsの素晴らしいテノールをお聴き下さい。
これは最初のエントリーで、セミファイナルは
YouTubeの関連一覧から見つかると思います。
(本日のモストピューにもあります)


 

追記 (6/17 am 3:00頃)
この放送は約一週間に、毎日連続で放送されているようです。
公式サイトはコチラ
最終戦は何人で競うのかまでは調べていませんが
かなり熱い戦いになりそうです。
英国と日本の時差は通常で8時間、
サマータイムだと7時間だったと思いますので
結果が分かるのは日本時間18日の朝かな。

投稿者 keiko : 2007年06月16日 22:31 [ text ]

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